積木でシミュレーション

 ちょっと(かなり)暴れん坊の息子が、楽しくルールを学べるといいな、と通わせ始めた体操教室。マットや鉄棒ができるかどうかより、「コーチ」の話をきいたり、順番を守ったり、けんかしない、ということが身につくとうれしい。1か月ちょっと通って、多少の進展はある。最初はむちゃくちゃだったからなぁ……。今はある程度、集団行動についていっている。

 家に帰ってから「今日は順番まもった?」と聞くと、自信たっぷりに「順番まもった!」と返ってくる。うそつき〜。

 家でガミガミ言うのもよくないと思ったけれど、ちょっと積木を使って話をしてみた(説教か?)。

「ここがマット。これがコーチ。これがお友達(複数)」
「これがマット!」(おお、一応、設定はわかっているようだ)
「この赤い積木がコメットくん*1。どこに並ぶかな?」
「ここー!」
「……」思いっきり割り込みです。

 いやしかし、列の最後に並ぶという概念が、そもそも理解できていない様子。がっくり。「順番まもった」って、わからないで言ってるだけなのねぇ。楽しそうだからいいけれど。

 無駄だと思ったが、しつこく積木で説明。来週はどうなるかな。

 たしかに、実際の体操教室では、ちびっこたちがごちゃごちゃに並んでいるわけだし、最後尾はココという誘導もないので、どこに並んでいいのかわからないのよね。で、強引なコメットくんは、むちゃな割り込みをしてしまうようだ。「順番、順番」というおまじないだけじゃ、わからないのねぇ。これまでの公園遊びなんかでも、意味がわかっていなかったのかなぁ。みんな自然に学ぶものだと思っていたけれど。状況判断が苦手なのかな。わたしも得意じゃないからねぇ。しかたないか。順番を守れるかどうかも、そのときの気分で、むちゃをしないかどうかにかかっているようだ。気持ちよく送り出してやるってのがミソなのかな?

*1:3倍速い赤い彗星にちなんで、息子をコメットくんと呼びます。