号泣

 昨晩、寝る前に「おじいちゃんになりたくない〜!」「けっこんしたくない〜!」と言って泣き出したコメット君。

 前に、お父さんもお母さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、昔は子どもだった、赤ちゃんだったということを説明した流れで、逆に、赤ちゃん→子ども→結婚(家を出る)→おじいちゃん、おばあちゃんという流れを、さらっと説明したことがあった。結婚式は、最近、みんなのうたなどで結婚式のカットを見たりして、覚えていたみたい。

 それを夜になって思い出して、悲しくなったらしい。家を出て、お父さん、お母さんと離れるのは嫌だということで、「けっこんしたくない」と言っているのだった。

 自分が大きなお兄ちゃん(小学生高学年くらい)になるのは想像できても、大人になることは、理解の域を超えてしまってるのねぇ。まだまだ、大人になりませんから。泣かないでくれ。核家族だと、いろいろな世代がいることを理解しにくいのかな。

 もう1つの号泣は、対面したときに、右と左が反対に見えることが理解できなくて、それが恐ろしい事実だったようで、いきなり号泣! びっくりした。

 コメット君はヴァイオリンを習っていて、家で練習するときに、ちょっと思いついて、わたしも自分の楽器を持ち出してきて、向かい合って一緒に弾いてみた。すると、わたしの持つ楽器と弓が左右逆に見えるので混乱し出して、そしてパニックになって、泣き出してしまった。そんなんで泣くのですか…。向かい合わずに、隣に並んで弾くことにしたら、泣き止んでくれた。

 このところ、泣くのが好きなのではというくらい、よく泣く。カタルシス? 

 「ポケモンサンデー」というポケモン番組で、過去のアニメを放送しているのだけれど、別れの春、さよなら特集とやらで、別れの場面のあるエピソードが放送されていて、日曜の朝にも、それを見ながら、コメット君は号泣していたのだった。どういう別れなのか、意味は理解できていないのだけれどね。そして、泣いた後は、ゴルゴ所長以下のお笑いを楽しんでおりました。

 家で泣くのはいいのだけれど、幼稚園では嘘泣きしてそうなので気になる。泣き方が、すごい演技派でおおげさだから、厄介なんだよなぁ。