筋肉痛

 昨日が筋肉痛のピークでしたが、もう治ったようです。日曜日に市民マラソン大会の中のファミリー・ジョギングという競技にコメット君と参加してきました。1.5kmを自分が出せる最大速度で走りきったものですから、足だけじゃなく、背中なんかもピキピキ筋肉痛になってしまいました。

 元気ばかりが取り得のコメット君ですが、成長とともに、むちゃくちゃに走り回るということも少なくなってきていて(以前と比べて)、少し体力アップへの刺激になれば、とマラソン大会に出ることに。当日は遅刻して、早足で会場に向かっていましたが、コメット君は「もうやだ! 走りたくない!」とぐずぐず。遅刻しているわたしが悪いのですが、こう情けないことを言うのが嫌だからマラソンで根性鍛えさせようと思ってるんですよ。

 ところがです。本番になると、コメット君は急に快調に走り始めて、まだスタート地点を通過する前に、わたしは完全に置いていかれてしまいました。参加者がざっと数百人はいて、遅刻した私たちは最後方からのスタート。大群衆のため追い抜きなんてできないのですが、コメット君はするする隙間をくぐって前へ出ていってしまったのです。この人混みで迷子になったら困る、間違ってコースをはずれて、とんでもない方向に行っていたらどうしよう、と私も必死で走ったのですけれど、やっとコメット君の姿をかろうじて遠くに確認できたのは、ゴールまで200mくらいのところでした。

 倒れそうになりながらゴールすると、コメット君は道ばたに座って待っていてくれました。迷子にもならず、騒いで他人様に迷惑をかけることもなく、立派になったものだと変に感激してしまいした。もう5歳なんですから、大丈夫なのですね。これまで4年間くらい、走るコメット君は追いかけなければならないもの、というルールが体に染みついていたのですが、もう勝手に走り回らせていいのかもしれません。

 コメット君は、折り返してから、わたしとすれ違って手を振ったというのですけれど、わたしは全く気づきませんでした。子どものほうが余裕たっぷりです。その気になれば、がんばって走れるということもわかったし、有意義でした。本人は「1番早かった!」と言っていますが、ほら吹きなのでどうだかわかりません。「1番早い」が「1位」を意味しているかも不明。ただ、1位は無理でも、そこそこ早かったのかもしれません。だって、楽しいファミリー・ジョギングなんですから、みんなゆったりペースで走っていたはずです。その中、必死の形相で孤独に走っていたわたしは情けない姿だったと思います。運動して気持ちよかったですけれど、ぜんぜん楽しめませんでした。